2025年8月26日火曜日

【有機水稲⑥】有機栽培のイネ苗つくり技術

 【有機水稲⑥】有機栽培のイネ苗つくり技術
(1)田植え後の活着の良さでその年の出来栄えが決まる
田植えをしたら、その日のうちに活着し、すぐに根が伸びて水を吸収し、葉の先端まで水が昇り、葉が垂れることなく、ピンと立っているという状態を目指す必要があります。現在のイネ苗は苗箱を使用したマット苗で、田植え機の掻き爪によって掻き取られて植えられるので、田植えによって根は切れます。しかし、若いエネルギーがしっかり蓄えられている苗の場合、切れた根はすぐに復元できます。逆に、苗の状態で長く置きすぎて、苗の状態で老化させてしまうと、田植え後の根の復元がスムーズに行えず、葉が垂れたり、葉が水面に浮いて、おぼれて死んでしまい流れ葉になってしまいます。

水稲栽培では「苗半作」とよく言われます。これは事実であり、田植え後の苗の活着の良さで、その年の出来栄えが決まるといってもよいほど、田植え後の活着の良さは重要です。活着を良くするには、苗の健全さ、生命力の大きさが重要です。よって、若くエネルギーをしっかり蓄えた3.5葉くらいの若い苗で田植えすることが重要になります。


一斉に活着させることで、一斉に分ケツし、一斉に分ケツすることで、一斉に穂が出ます。一斉に穂が出ることで、すべての実が遅れることもなく一斉に登熟し、美味しさも見た目の美しさも向上します。

活着が良いと、根がどんどん伸びて、窒素もミネラルもよく吸収できます。葉緑体をスムーズにつくることができるため、ブドウ糖の生産力も多くなります。これにより分ケツがスムーズに進行します。最初の葉の中の葉緑体がしっかり光合成を行ない、ブドウ糖をつくることで、次の葉を育てます。よって、最初の葉の光合成能力が高いほど、次々に葉がつくられていきます。葉の枚数が多くなるほど、光合成によって生産できるブドウ糖の量も増えますので、分ケツのスピードはどんどん加速されていきます。

逆に、活着が悪い場合、つまり根の復元がスムーズにできず、根が伸びにくいとき、水も栄養成分も吸収できず、最初の葉は水面に浮いて流れ葉になってしまい、そのまま死んでしまうこともあります。葉が死んでしまう、または弱ってしまって光合成ができず、ブドウ糖の生産が悪い場合、次の葉を育てるだけのエネルギーが足りず、分ケツがスムーズに進みません。


上図(上)は活着がスムーズに、分ケツがスムーズな場合です。穂の高さの9割がほぼ同じ高さに揃います。土壌中の窒素をすべて吸収しつくすために、最後の穂は急に短くなります。

上図(下)は活着がスムーズでない場合です。最初の穂は背が高くなってしまいます。次の分ケツの生育が悪いため、最初の茎に窒素が吸収されてしまい、最初の茎葉は、過剰な窒素によって徒長してしまい、背が高くなってしまいます。土壌中の窒素を吸収する力も弱いため、窒素がだらだら効いて、穂を出すことができない無効分ケツが多くなってしまいます。


上図(左)のように、生育が良く、分ケツが早く、分ケツがスムーズに進む場合、穂の高さが揃います。逆に、上図(右)のように、生育が悪く、分ケツが遅く、だらだらと続く場合は、穂の高さがバラバラになります。

穂の高さが揃うことで、登熟が同時に進み、熟れすぎも、未熟もなく、均一に登熟することで、食味が向上し、見た目も美しくなります。逆に、穂の高さがバラバラな場合、登熟にバラツキが起き、最も早い穂が熟れた時点で収穫した場合は、遅れた穂は熟しきらず、青米になってしまったり、収穫できなかったりします。遅れた穂は熟すのを待って収穫する場合、早い穂は熟し過ぎて、乾燥が過ぎて、割れてしまったり、油脂が多くなってしまいます。

(2)エネルギーをたくさん保持している若い苗で田植えする
エネルギーをたくさん保持している若いイネ苗の姿は、上図のようになります。葉の枚数は4枚目が少し出た頃が田植えの植え頃です。3.5葉と呼ばれたりします。①腰(本葉1枚目の下の茎)が太くがっしりしている。太くて短いのが良いです。②不完全葉の葉節からも発根している。③根はしっかりマットが形成されていて土がこぼれないこと。④種モミがまだ残っていて胚乳がまだわずかに残っているの良いです。⑤第2葉、第3葉は葉の先端が揃っている。色は鮮やかな緑色で幅広で垂れていない。ピンと立っているのが良いです。

(3)育苗はプール育苗が良い
水稲栽培は、イネが耐えられるギリギリの寒さ(17℃)で田植えされることが多いです。寒さに当てて、初期は葉を伸ばさず、根をたくさん出させて、根がしっかり栄養を吸収できるようにっして、光合成能力が高い葉になるようにすることができます。初期生育においては、背が高くなるのでなく、分ケツが増えていくの良いです。

プール育苗が良いのは、低温での育苗に適しているからです。日中の水温が20℃以上になれば、夜間の水温は10℃まで下がっても、育苗ができます。温まった水は冷めにくいことを利用し、溜めておいた水を昼間に太陽熱で温めることができます。


地面を平らにし、防止できるシートを引いて、水を溜めます。水深は、苗箱の高さ(3㎝)がすべて水に沈む深さが必要です。上図のように、木材やパイプなどを土手にすることで水を溜めることができます。

(4)イネ苗の育苗行程
イネ苗の栽培行程は、①培養土の用意、②苗箱への土入れ、③種モミの選別、④種モミの殺菌、⑤種モミの浸漬、⑥種モミの催芽、⑦種まき、⑧潅水、⑨芽だし、⑩緑化、⑪プールへの湛水、⑫追肥、⑬弁当肥、⑭田植えとなります。上図で、黄色で示した行程では、乳酸菌や酵母菌を培養したものを使用するとより健康な苗ができます。

(5)培養土は無施肥の焼き山土を使用
種モミには、3.5葉までの栄養成分が入っているため、イネ苗の育苗用培養土は、無施肥の焼き山土を使用するのが良いです。山土を焼くのは、雑草の種を除去するためです。上図のように培養土は苗箱の上まで入れずに、種モミの厚みと覆土の厚み分を削る必要があります。

覆土の厚みが薄すぎると、イネの腰(不完全葉より第1葉までの茎)が高くなってします。

可能であれば、焼き山土を土壌分析をして、施肥設計して、足りない栄養成分を補うと、なお良いです。特にカルシウム(石灰)とマグネシウム(苦土)を加えて、pH=6.5の調整すると良いです。培養土には、窒素肥料を加える必要はありません。


覆土には豊徳の「稲用みみず」を使用します。「稲用みみず」は牛糞と廃菌床を原料とした堆肥をミミズに食べさせて土化させたミミズ堆肥を赤玉土の表面にチョコボールの表面のチョコレートのコーティングしたものです。ミミズ堆肥は、可溶性のリン酸を多く含んでいるため、イネ苗の健全な育成に最適です。

植物はリン酸欠乏に対する備えとして遺伝子に「リン酸飢餓スイッチ」という機能があります。土壌中にリン酸がないと植物が感じると「リン酸飢餓スイッチ」がオンになり、それ以降は、親から、種の中にもらったリン酸を器用に使い回すようになります。そして、リン酸器用貧乏になってしまいます。この「リン酸飢餓スイッチ」は一度、オンになると生涯解除されません。リン酸は生命エネルギーの一時的な貯蔵と運搬に使用されており、種子の中にはリン酸が必要不可欠で、リン酸の吸収量は、種子の収穫量に比例します。培養土にリン酸が欠乏している場合、苗の時に「リン酸飢餓スイッチ」が一度、オンになってしまうと、リン酸がしっかり入っている圃場に田植えされても、土壌のリン酸を積極的に吸収しなくなり、収量が少なくなってしまいます。

(6)温湯殺菌





(6)種モミの塩水選抜
塩水をつくり、種モミをその塩水に入れて、沈んだ種モミだけを選抜します。沈んだ重たい種モミは、健康で、充実した種モミというわけです。①塩水をつくります。10Lの水に2.1㎏の塩を溶かします。うるち米の場合は、比重=1.13の塩水をつくります。②種モミを塩水に入れて、浮いた種モミを取り除きます。③沈んだ種モミを回収し、流水の真水で洗い、塩水を落します。


塩水の作り方は、うるち米の場合、10Lの水に2.1㎏の塩を入れます。もち米の場合は、10Lの水に1.3㎏の塩を入れます。上図(右)のような塩水選抜専用の比重計もありますが、上図(左)のように生卵を使用すると簡易比重測定もできます。うるち米の場合は、生卵がヨコに浮く塩の濃さが必要です。

(7)種モミの殺菌処理は酵母菌処理がおすすめ
種モミの表面には、バカ苗病、イネ苗立ち枯れ病、モミ枯れ細菌病、その他カビの仲間などの病原菌が多く付着しています。これらを殺菌する必要があります。化学合成農薬を使用しない殺菌方法は主に2種類あります。①温湯処理です。60℃のお湯をつくり、このお湯に7分間浸漬することで殺菌します。タイガーカワシマから専用機が販売されています。②酵母菌処理です。パンを焼くときに使用するドライイーストを糖蜜で培養した酵母菌培養液をつくり、これに24時間浸漬します。

塩水選抜をした後に、すぐに温湯殺菌を行うと、種モミが煮えて死んでしまいます。温湯殺菌を行うためには、必ず、乾いた状態の種モミを使用する必要があります。よって塩水選抜を行う前に温湯殺菌を行うか、塩水選抜をした後で、一度、しっかり乾かした後に温湯殺菌をする必要があります。



「昭和酵素Hi-S」は酵母菌処理と同じように病原菌を殺菌できます。

(8)浸漬作業・催芽作業
すべての種が一斉に発芽するように、種に、ゆっくり時間をかけて、水を吸収させていきます。種モミに十分に水を吸水させるには、積算温度で100℃×日が必要です。よって10℃の低温の水に9日間、浸漬し、最終日だけ、30℃まで温度を上げます。温度を上げることで、一斉に発芽させることができます。

浸漬中には、種モミの生命活動に伴って、水に老廃物が溶け出すために、水が汚れてきます。よって水が汚れた場合は、水を新しいものに取り替えます。種モミの生命活動がはじまると、種モミには酸素が必要となるため、シャワーやエアレーションによって水に酸素を送り込む必要があります。

催芽の最適な状態は「ハトムネ状態」といわれていますが、ハトムネ状態よりも、根の先端がほんの少し見えている状態でもよいです。根が伸びてしまった場合、播種の過程で根が折れてしまうので、根が伸びてしまう前に播種する必要があります。

(9)播種の仕方
播種量は一般的には1箱あたり180gです。180gを播種すると土はほとんど見えなくなります。薄く播種するほど、腰の太い苗となりますが、1箱あたり100g以下にすると、田植え機が空振りすることがあります。100g以下の播種にする場合は「筋播き」にして、田植え機の掻き爪の位置と合わせる必要があります。よって1箱あたりの播種量は120~140gが良いです。

ヤンマーやクボタでは、1箱あたり260gの「密播き」で「2.3葉」で田植えする方法が進められています。通常10aあたり18枚ほど使用していた苗箱を半分の9枚にすることで、育苗面積を減らし、作業効率を上げるという省力化技術です。つまり、苗箱に2倍の種モミを播種して、苗箱の枚数は半分にする。播種量は同じなので収量も同じという手法です。

これは若い苗ほど、エネルギーをもっていて、田植えで切れた根の復元が早く、活着がよく、その後の生育もよいことを活かした方法です。また、分ケツ数は施用した窒素量で決まるため、1株あたりの分ケツ数は変わりません。1株あたりの種数を何粒にするのか?通常は5~7粒の種子で1株となっています。

播種量を少なくすると太い苗ができますが、苗を老化させてしまうと逆効果です。密播きの発想は逆で、若い苗で田植えをするほうが生育がよいが、若い苗の場合、根のマット形成が悪く、ばらけたり、掻き取り爪が空振りしたりして、欠株が増えてしまいます。密播きにすれば、種モミの数が多いので根のマット形成も早くなり、田植え時の問題も解消できます。





イネの芽が覆土を持ち上げてしまうことがある。このような時は、水をかけずに、乾いたまま、ホウキなどを使って、軽く叩いて、覆土の塊をほぐして、叩き落とすのがよい。覆土の下のイネの芽は緑化ができていない場合があり、白い葉の状態で湛水してしまうと、呼吸困難で死んでしまうことがある。プールに湛水するのは、完全に緑化した後に行う。

(9)Y字緑化するまで湛水してはいけない
上図のように、本葉1枚目+本葉2枚目が半分出ている状態がY字状態です。発芽を促成するために、保温のためのシートをかぶせている場合、光が入らず、緑化せずに、白くなってしまっている場合があります。緑化していない白い葉の状態では、光合成ができないため、湛水してしまうと、死んでしまうことがあります。よって湛水するためには、光に当てて、葉を緑色にする必要があります。

上図(右)の「ラブシート」は、光を通し、かつ保温と保湿もできます。よってシートを掛けっぱなしでも、緑化が可能です。

(10)風通しが悪いとボウボウになる
麦は「麦踏み」をすることで分ケツが増えます。イネも、風に吹かれて葉や茎が揺れていることで、無駄なタテ伸びが抑制され、茎が太くなり、葉が厚くなり、幅も広くなり、分ケツが増えます。よって風通しを良くすることで、イネ苗は丈夫なものが育ちます。

イネの苗をつくるときは、ハウスの止水シートを外して、風通しを良くします。


イネは麦のように麦踏みをすれば、腰が太く、力強い苗になります。よって、ホーキで葉先を撫でると、強い苗になります。コンパネ板を置いて、その上を踏む方もいます。

イネには3.5葉までの栄養成分が種モミの中に入っているため、窒素肥料なしでも育苗はできます。しかし、フィッシュソリブルで追肥をしても良いです。フィッシュソリブルは即効性があり、窒素が効きすぎて、葉が垂れてしまうこともあります。アミノ酸肥料として糖蜜を使用することもできます。糖蜜にもアミノ酸が含まれており、糖蜜のミネラルはフィッシュソリブルよりも種類が豊富です。


(11)イネ苗の追肥は 葉1枚ごとに3回行う
培養土には窒素肥料を施用していないため、イネ苗は窒素肥料を追肥して健全さを高めます。1回目の追肥は、緑化後、はじめてプールに湛水するときに行います。水に溶かして流し込んでも良いですし、予め個体肥料を苗箱の下に播いておくのでもよいです。

2回目の追肥は1回目の追肥の7日~10日後に、水位が低くなった時に、苗箱の培養土にかえるように液肥で施肥します。

3回目の追肥は、2回目の追肥の7日~10日後。田植えの直前、田植えの当日に施用します。これは活着を促進し、田植えで切られた根をすばやく復元するためのものです。田植え直前に施用する追肥は「弁当肥え」と言われています。

追肥に使う窒素肥料は、フッシュソリブルを使用するのが良いです。非常に肥効が早く、朝に施肥すると夕方には葉の色が濃くなります。それほどに即効性があります。施用量は苗箱1箱あたり4gです。4gでも多すぎるかもしれません。もっと少なくても良いです。フィッシュソリブルを施用する時には、酵母菌培養液と糖蜜を混ぜるとなお良いです。

酵母菌には根量を増やす効果があり、糖蜜にはアミノ酸も含まれているため、フッシュソリブルの代わりに糖蜜だけでも窒素の追肥になります。


断根しても問題はありません。若い内は根が切られても、復元力が強く、太い根が切られても、同じくらいの太い根が新しく生えてきます。このことはイネだけではなく、すべての作物に共通しています。

(12)酵母菌培養液・乳酸菌培養液の作り方
有機栽培においては、発酵微生物を積極的に使用する理由は、有機物を腐敗させないためです。有機栽培においては発酵微生物を使用することは、絶対的に必要なことです。

しかし、有機JAS認証で使用できる肥料・農薬・資材は、JASの別表に記載されているもののみです。現在、有機JAS認証圃で使用できる正式な微生物資材は農薬として登録されているもののみです。では、酵母菌培養液や乳酸菌培養液をどのような項目で使用したらよいのか?項目としては、別表1の2章の5の「発酵した食品廃棄物由来の資材」という項目として使用できます。この項目はもともと、生ゴミ堆肥のような、食品残渣を使用した堆肥などを想定した項目です。酵母菌培養液や乳酸菌培養液は、自家製の発酵した食品廃棄物由来の資材とみなすことができます。また、別表1の2章の36の「その他の肥料及び土壌改良資材」という項目の使用目的と使用方法として「植物の栄養に供すること又は土壌改良を目的として土壌に施用される物(生物を含む)」となっています。この項目として微生物を使用する場合は、農薬としての効果がないことが重要です。最終的な判断は、各認証協会で行うことになるので、使用する前に、使用許可を取る必要があります。


酵母菌培養液の作り方は、種菌として市販のドライイーストを使用します。個包装になっているものは1袋あたり3gになっているものが多いです。酵母菌を増やすためのエネルギー源・アミノ酸やミネラルなどの栄養源として糖蜜を使用します。糖蜜の量は、使用する水の重さの3~5%の重さです。1Lあたり30~50gとなります。使用する水は、水道水の場合は塩素を抜くために汲み置く必要があります。井戸水や用水の水はそのまま使えます。密閉容器に入れて放置します。水温が低すぎると酵母菌が活動できませんが、30℃を超える高温の場合は酵母菌は死んでしまいます。よって水温は20~30℃が適温です。12時間ほどで十分な量に増え、使用可能です。酵母菌が増えると㏗が下がるので、㏗を測ることで、培養ができたかどうかを確認できます。㏗=5以下まで下がることもあります。朝に仕込むと夕方には、使用でき、夜に仕込んだ場合は、翌朝には使用できます。

酵母菌の効能は、①有機物の腐敗防止、②酵母菌自体がつくる生理活性物質の供給、③根量を増やすことができ、果菜類の場合は花数が増えます。


乳酸菌培養液の作り方は、種菌としてカゴメのラブレを使用します。カゴメのラブレは京都の漬物「すぐき漬け」から発見された乳酸菌で、乳酸と酢酸と二酸化炭素をつくります。エネルギー源として「てんさい糖(オリゴ糖)」を使用します。てんさいは遺伝子組み換え作物があるため、日本国産のモノを使用します。てんさい糖(オリゴ糖)の使用量は、使用する水の重さの3~5%の重さを使用します。1Lあたり30~50gとなります。アミノ酸源・ミネラル源として、すりおろした人参を使用します。乳酸菌はβカロテンがトリガーとなって目覚めると言われています。人参はミキサーで粉砕して使用します。密閉容器に入れて放置します。二酸化炭素が発生するためペットボトルを使用するのが良いです。水温が低すぎると乳酸菌が活動できませんが、30℃を超える高温の場合は乳酸菌は死んでしまいます。よって水温は20~30℃が適温です。培養には時間がかかり、3~5日ほどかかります。乳酸菌が増えると㏗が下がるので、㏗を測ることで、培養ができたかどうかを確認できます。㏗=4以下まで下がることもあります。

乳酸菌の効能は、①有機物の腐敗防止、②腐敗菌の増殖防止です。






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